Network Edgeとデータセンター接続の最適化

Tom Yin

デジタル機能が、専用ハードウエアや機器に取って代わろうとしています。デジタルは、すでに印刷やフイルムを代替しており、CDやDVDがストリーミングに置き換えられています。玄関の鍵もコードに替わっています。特別なネットワークのハードウエアは、 ネットワークインフラの展開や管理を行う新たなオプションとしての仮想化されたネットワーク機能(VNF)に置き換えられつつあります。

企業がITインフラ、データ、アプリケーションをデータセンターからクラウドに移行するにつれて、ITリソースの展開と管理における期待値が劇的に変化しています。企業は今や、アプリケーション、データ、セキュリティ、ネットワークインフラ/サービスといったデジタルサプライチェーン全体で同一のクラウドスピードおよびオンデマンドの展開モデルを求めています。

Network Edge接続戦略

結果として企業は、広く分散するネットワーク全体におけるリソースの配置がアプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼしていることを把握しています。そしてパフォーマンス最適化を目的として、顧客、ビジネスパートナー、従業員に近接するNetwork Edgeで稼働するアプリケーションが増えています。

デジタルエッジで機能を提供することは、データセンターリソースを広く分散した(しばしば世界中で)ネットワークインフラに効率的に接続するためのアーキテクチャの設計と実装という新たな課題をもたらします。 デジタルエッジで機能を提供することにより、多くの場合グローバルで広域に分散するネットワークインフラにデータセンターのリソースを効率的に接続させるためのアーキテクチャの設計と導入が必要になるといった新たな課題が出てきました。アーキテクトは、今日のハイブリッドやマルチクラウド環境のダイナミックなワークロードに対応した安全性、高機能性、そして優れた応答性を備えるNetwork Edge接続の戦略を策定し、実施する必要があります。

ネットワークベンダーとエクイニクスの提携にVNFの展開が容易に

エクイニクスは、企業が必要とするNetwork Edgeの接続が確立できるように、ネットワークサービスの展開と管理に対応しています。

エクイニクスと協力して、シスコ、Palo Alto、Juniper、Fortinet、CloudGenixそしてVersaなどの主要なネットワークベンダーは、広く利用されているハードウエア機器の機能を提供する仮想ネットワークサービスを開発しました。必要時に場所を問わずNetwork Edge接続の提供が容易に展開可能になっています。 ルータ、ファイアウォール、そしてSD-WANの機能がNetwork Edgeを介して利用可能で、Platform Equinixで展開します。

ネットワークハードウェア機器の調達、設置、設定を完了するために必要な時間と比べても、Platform Equinixを介すことで仮想ネットワーク機能のデジタルエッジへの展開、設定、接続が数分で完了します。

ネットワークエンジニア、アーキテクト、もしくは管理者は、以下のようなシンプルな作業のみ必要となります。

  1. ネットワーク機能を展開する予定の都市圏を選択します。
  2. 希望するネットワーク機能を選択して購入します。
  3. 簡単な設定プロセスにより、ネットワーク機能を展開します。
  4. Equinix Cloud Exchange Fabric (ECX)™ を使用して必要なクラウドプロバイダへネットワーク機能を接続します。

パブリックインターネット、クラウドやネットワークプロバイダー、およびデジタルサプライチェーンの加入企業が利用可能ネットワークサービスをNetwork Edgeを介して簡単に展開し、サポートできるように、エクイニクスとネットワークパートナー企業が時間をかけて専門知識を生かしてきました。

VNFのネットワーク接続補完と拡張

仮想ネットワーク機能では、企業のネットワークサービスの導入方法におけるオプションが用意されています。企業は、新しいネットワークハードウェアを展開するか(ハードウェアと)同じ機能を提供する仮想ネットワーク機能を採用することでネットワークの範囲を拡大することを選択することが可能です。しかしながら、Network Edgeを介した仮想ネットワーク機能は、専用ネットワークハードウェアの展開よりもかなりメリットがあると言えます。

  • ゼロタッチのプロビジョニングで、ハードウエアの調達と展開で発生する時間の遅れ(タイムラグ)を解消
  • 現行の物理的ITリソースを簡単に拡張また増強
  • 初期投資を抑制し、運用経費に切り替え, 継続的に費用削減を実現、
  • 多額の初期投資を必要とせずに、小規模市場へサービスを拡張
  • エンドユーザーに近接するエッジでネットワークサービスを簡単に提供することで、低レイテンシーを実現し、ネットワーク/アプリケーションのパフォーマンスを改善
  • ベンダー中立を選択することで、ネットワークサービスに複数のオプションが提示されることで、ベンダーロックインを回避
  • 自社で保有するライセンスの利用や従量課金制のサブスクリプション(日次、月次、年次)モデルを選択可能

Network Edgeを介して利用可能な仮想ネットワーク機能を駆使することで、既存の利用中のネットワークハードウェア機能を補完しながら、追加のネットワーク機能の展開や管理においても優れた柔軟性を獲得できるます。企業は、クラウドプロバイダ―とダイナミックに接続および切断することも可能になり、進化するビジネス要件に迅速に対応できます。 なお、Network Edgeは、北米、EMEA、アジア太平洋地域で現在利用可能であり、今後主要な大都市での展開も計画されています。

また、クライアントからのご協力をいただき、最も有益なNetwork Edge接続における4つユースケースを紹介します。

  1. クラウド間のルーテイング – アプリケーションが複数クラウドにまたがり、あるクラウド環境にデータベースが存在し、アプリケーションが異なるクラウド環境で実行されている事例がよく見受けられます。エッジで仮想ルータを展開することで、アプリケーションにデータが転送される前に自社のデータセンターへデータがバックホールされるのを防ぎます。 
  2. 他のロケーションでのクラウド接続 – 遠隔地にあるクラウドリソースへ仮想ルータを展開します。下図は、ストックホルムを拠点とする企業が、アムステルダムにあるクラウドリソースに接続する仮想ルータの展開を表しています。Network Edgeにより、ルータを数分で展開し、接続することができます。
  3.  ハイブリッドのクラウドファイアウォール – 仮想ファイアウォールを企業のアプリケーションとパブリッククラウド間に展開することで、パブリックのアプリケーション経由の攻撃リスクから企業のリソースを保護します。
  4. 支社からクラウドSD-WANへ – 支社と各クラウドプロバイダ間で接続を確立しなくても、仮想SD-WANを迅速に展開することで複数クラウドにまたがる通信ルートの変更が可能になります。 

Network Edgeを介してPlatform Equinix上で展開される仮想機能によって、多額の初期費用やネットワークハードウェアに関連したタイムラグの懸念がなくなり、企業は必要な接続を迅速に構築できるようになります。これは、上記で説明した事例の全てに共通することです。

Network Edge接続における仮想ネットワーク機能戦略

Network Edgeにおけるエクイニクスが経験してきた成功事例をベースに、今後もエクイニクスは、Network Edge上で稼働するデータセンターやアプリケーション間の接続を最適化するための新たな要件を満たす仮想ネットワーク機能の商品を、できるだけシンプルに導入できることに焦点において拡大していきます。Network Edgeの使用体験に興味があるネットワークエンジニアは、今すぐに無料トライアルでお試しください。

Tom Yin
Tom Yin Senior Business Development for SDN/NFV Senior Business Development for SDN/NFV