パブリックインターネットが存在しない世界を想像できますか?パブリックインターネットは、今でこそ重要なライフラインに成長し、当たり前のように利用していますが、現在置かれている世界的なパンデミック状況の中、私たちの生活が仕事、ニュース、ソーシャルにおいてインターネットに大きく依存していることを実感しています。直近のPew Research Centerの調査では、米国成人の約半数(53%)が「今回のコロナ感染拡大の中、インターネットは個人的になくてはならないものだった」と回答しています。
Equinix Cloud Exchange Fabric™ データシート
Equinix Cloud Exchange Fabric(ECX Fabric™)は、Platform Equinix® 上で分散したインフラやデジタルエコシステムを安全かつダイナミックにダイレクト接続しています。ソフトウエア定義のインターコネクション(相互接続)を介し、都市圏またはグローバルで複数のECX Fabricのロケーション間を、オンデマンドでデータセンター間のネットワーク接続を実現しています。
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米国成人の半数以上が「今回のコロナ感染拡大の中、インターネットは個人的になくてはならないものだった」と回答しています。
グローバルパブリックインターネットのバックボーンは、世界中の通信事業者やネットワークサービスプロバイダ(NSP)と連携してインターネットへのアクセスを可能にするインターネットサービスプロバイダ(ISP)です。もしISPが存在せず、通信事業者が直接相互にピアリングしてインターネットトラフィックを交換していなければ、我々(ユーザー)は仕事し、情報を入手し、そして友人や家族と繋がることができるユビキタスを享受することができず、常時インターネットを楽しむことはできないでしょう。
インターネットアクセスを拡張するならグローバルで考える
インターネットの展開を拡大したいと考えている企業であれば、ISPを選択する際にグローバルの観点で検討することをお勧めします。現在、特定の国以外にオフィスを持たない場合でも、既存のパートナー企業、将来のパートナー企業、そして顧客は、おそらく他国にオフィスを持っています。インターネットバックボーンのグローバルでの到達性とスケールは、必要なときに必要な場所にいつでもインターネットアクセスを拡張できるようにする上で重要です。
エクイニクスとHurricane Electricを例に挙げてみていきましょう。両社は、長きにわたるインターネットの時代において、今日存在するインターネットのピアリングのバックボーンの構築のために18年間連携してきました。今日世界では45億7千万のユーザーが存在しますが、2000年に遡って見るとインターネットのユーザーはグローバルで3億6,100万人しかいませんでした[ii]。世界中のユーザーの大規模な拡大をサポートするためのスケーリングには、最も効率的なIPピアリングを実現するために、インターネット、通信、ネットワークのプロバイダで構成されるエコシステムにインターコネクト(相互接続)するグローバル規模の環境が必要でした。
今日、5大陸26カ国以上、55以上のグローバル市場を拠点とする210以上のEquinix International Business Exchange(IBX)データセンターでPlatform Equinix® が展開されています。Hurricane Electricは、世界の40都市の60のIBXデータセンターにおいて展開しており、これらのほとんどの市場で優位な立場を維持しています。また、Hurricane Electricは、そのバックボーンをアフリカにまで拡張し、グローバルで8,000を超えるさまざまなネットワークの通信を共有する250以上のエクスチェンジポイントを活用し、世界で最も相互接続されたインターネットサービスを提供しています。特に最近、Hurricane Electricは3,000を超える企業、1,800を超えるNSP、2,900以上のクラウド/ITサービスプロバイダを含む9,700以上のエクイニクスの顧客に対して、グローバルでインターネットのバックボーンへのアクセスを提供しており、Equinix Cloud Exchange Fabric™(ECX Fabric™)上の最大のISPへと成長しました。Hurricane Electricは、世界中のECX Fabric上の顧客に接続を提供しており、ユーザーはPlatform Equinix上のHurricane Electric、その他のIPS、およびクラウドやネットワークプロバイダなどに相互接続することができます。
2000年のインターネットのユーザーは現在の世界で45億7000万人のユーザーに比べてで3億6,100万人しかいませんでした 。
将来を見据えたインターネットネットワーク
エクイニクスやHurricane Electricは、ベンダーニュートラルでオープンなピアリングのポリシーの元でビジネスを展開しています。エクイニクスは、Equinix Internet Exchangeを介して30以上の市場で最大のグローバルIPピアリングのソリューションを運営しています。Hurricane Electricは、これらの全ての市場に参入しています。これにより、将来におけるインターネットアクセスとその成長にとって不可欠なインターネットの規模とレジリエンシー(回復力)を生み出す「重力」のような全てを惹きつける大きな力がもたらされます。
さらに、現在Hurricane Electricは、1、10、100ギガバイトのイーサーネット(GbE)ソリューションを提供しており、現在ECX Fabric上では1および10ギガバイトのイーサーネットをサポートしています。Hurricane Electricは、Platform Equinix上で、世界規模で最高レベルのエンドツーエンドのインターネット帯域幅の容量を提供しています。
- 北米を横断する5つの冗長性を備えた100 GbEパス
- 米国と欧州を結ぶ4つの独立した100 GbEパス
- 欧州、アジアの100 GbEリングとオーストラリアとニュージーランドにおけるとポイントオブプレゼンス(PoP)
また、Hurricane Electricは、世界最大のIPv6バックボーンと最も相互接続されたIPv4ネットワークを運用し、同じ物理接続で両方のインターネットプロトコルソリューションを提供しています。インターネットのネットワークをIPv4からIPv6に移行するのは、将来のインターネットユーザーの拡大に不可欠です。IPv4の32ビットのアドレス空間は40億のアドレスしかサポートしておらず、世界の41%がまだインターネットに接続されていないことを考えると、まもなく容量が不足することが予想されます。ii IPv6で拡張された128ビットのIPアドレス空間は、最大340億のユニークアドレスをサポートできるようになります。そしてこれは世界の他の地域を接続するのに十分な数です。
世界の41%がいまだにインターネットに接続されていません。
1つのグローバルインターコネクション(相互接続)プラットフォーム上で企業のインターネットバックボーンを構築する
インターネットの利用率がかつてないほど高まっているこの時代において、エクイニクスとHurricane Electricはともにインターネットの接続数の増加や接続スピードを加速させており、一部のお客様は容量を2倍以上に増やしています、。クラウドサービスと同様の「適応性のある消費モデル」を用いてインターネットアクセスを迅速かつ効率的に加速させるには、企業が必要とするオンデマンドでインターネットアクセスサービスを提供できる、一貫性のあるグローバルなインターコネクション(相互接続)のプラットフォームが必要です。このようなニーズに対応するために、Hurricane ElectricはエクイニクスのECX FabricやInternet ExchangeのAPIを活用しサービスとしてのインターネット接続を世界中の顧客に提供する予定です。
民間企業として、Hurricaneの最重要事項は、お客様のニーズに、迅速かつ高い信頼性を備えた拡張可能なインターネットのインターコネクション(相互接続)をできる限り高品質なサービスで応えることです。Hurricane Electricは、プライベートなソフトウェア定義のインターコネクション(相互接続)を介してECX Fabric上のインターネット、ネットワーク、クラウドに安全な接続を企業に提供しています。1つの物理的ポートを介して、Hurricane Electricのお客さまは、プライベートとパブリックのインターコネクション(相互接続)をクラウドサービスに構築するだけでなく、迅速かつ安全にインターネットのトラフィックを交換することもできます。
Hurricane Electricの詳細については、Equinix Marketplaceをご覧ください。
[i] Pew Research Center, “53% of Americans Say the Internet Has Been Essential During the COVID-19 Outbreak,” April 30, 2020.