クラウド+AIの時代、データの配置場所を賢く見極める

エクイニクスとOracleは、セキュアでよりインテリジェントなエンタープライズクラウドへの移行を支援

Pragnesh Panchal
Leigh Stitzman
クラウド+AIの時代、データの配置場所を賢く見極める

近年クラウドが広く普及している中では、企業がクラウド移行を「すべきかどうか」よりはむしろ、「いつ」または「どのように」クラウドに移行すべきかが課題となっています。そして、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)のような新興テクノロジはすべてデータに関するものばかりであることを考えると、自社のクラウド環境を構築する際の最も重要な質問は、おそらく「データはどこに置くべきか」だと言えるでしょう。

Oracleの『2020年 クラウドに関する10の予測』によれば、2025年までに、何らかの形でAIを取り入れるエンタープライズアプリケーションの割合は100%になり、クラウドで共有される機密データは600倍に増加します。[i] このような機密データを保護することが、企業がこれらの新しいサービスを採用する上で成功するための核心となるでしょう。

エクイニクスはグローバルリーチをOracle Cloud Infrastructureへと拡大

エクイニクスは、サンパウロ、シドニー、メルボルン、チューリヒ、トロント、ロサンゼルス、東京において、Equinix Fabricを介してOracle Cloud Infrastructure(OCI)FastConnectへのアクセスを拡大し、5大陸の企業がPlatform Equinix®上でOracle Cloudに簡単にプライベート接続できます。

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Oracleのデータベースのクラウド戦略

Oracleは、創業以来、データベーステクノロジのマーケットリーダーであり、AIの時代にも優位な立場にあります。同社はこのデータベースに関する深い専門知識をAutonomous Databaseを含むクラウド戦略の拡充に取り入れており、「クラウドの柔軟性と機械学習の力を組み合わせ、サービスとしてのデータ管理を提供する」と説明しています。[ii] Oracleは、クラウドのリージョンや提供商品も積極的に拡大しています。そして、同社は先月、サンノゼで25番目のクラウドリージョンを発表しており、来年7月までにさらに11のリージョンを追加する予定です。[iii]

Oracleとエクイニクスによるクラウドへの移行が優れている理由

エクイニクスとOracleは、企業のクラウドへの移行支援において、長期にわたってパートナー関係を築いてきました。更に、昨年両社間で、より多くのプライベートクラウドからEquinix Fabric™を介したOracle Cloudへの提供に向けて協力関係を拡大しています。現在、以下の3地域で展開する13のEquinix International Business Exchange™(IBX®)データセンターのメトロ(都市圏)で、直接Oracle Cloud Infrastructure FastConnectを使用することができます。

  • アジア太平洋地域の4つの都市:メルボルン、大阪、シドニー、東京
  • 欧州地域の4つの都市:アムステルダム、フランクフルト、ロンドン、チューリヒ
  • 米州地域の5つの都市:ロサンゼルス、サンパウロ、シリコンバレー(サンノゼ)、トロント、ワシントンD.C.
100%

2025年までに、何らかの形でAIを取り入れたエンタープライズアプリケーションの割合は100%になり、クラウドで共有される機密データは600倍に増加します。

- Oracleのクラウドに化する10の予測

加えて、公共部門の顧客にサービスを提供するため、米国の2つのロケーション(カルペパーとワシントンD.C.)とEMEAの2つのロケーション(ロンドンとマンチェスター)では、それぞれ米国政府と英国政府のコンプライアンス認証を受けた政府機関レベルの施設を展開しています。[iv]更に、エクイニクスは世界のその他33都市においても、Equinix FabricとFastConnectを使ってOracle Cloudへのアクセスを拡大しています。このEquinix Fabricを利用すると、ネットワークプロバイダ、クラウドサービスプロバイダ、その他のインフラストラクチャへのプライベートな専用接続を仮想的に展開することができます。企業は、Oracle Cloduがネイティブに存在しない都市であっても、Equinix Fabricを経由してこれらのサービスプロバイダにアクセスすることができます。Oracleとエクイニクスは、Equinix FabricとFastConnectを介してAutonomous Data Warehouse(ADW)やAutonomous Transaction Processing(ATP)などのOracle Cloudサービスの導入時間の短縮し、他のどのプロバイダよりも多くの地域でこれを実現しています。

ハイブリッドマルチクラウド環境で自社のデータの配置場所を賢く見極める

エクイニクス-Oracle展開に最適な戦略的ユースケースとして、以下の3種類が挙げられます。

ユースケース1:マルチクラウド

企業は、クラウド間の移行、複数のクラウドへのオンプレミス接続、マルチクラウドの分割スタックアーキテクチャなどのシナリオのため、Oracle Cloudやその他のクラウドを使用したいと考えている企業や組織があります。Equinix FabricとOracle FastConnectにより、世界中のPlatform Equinix®上でOracle Cloudとその他のクラウドサービスの間に高速で信頼性の高いセキュアなインターコネクション(相互接続)が実現します。

企業は、45か所を超える都市からOracle CloudにPlatform Equinix上で簡単にプライベート接続が可能です。

例えば、あるインターネットサービスプロバイダが、新たに物理インフラストラクチャを導入することなしにOracle Autonomous Databaseを使用したいと考えていました。この企業は、Equinix Fabricを導入することで、アプリケーションをAWS上に維持しながら、データベースをロンドンのAutonomous Database対応のOracle Cloudに容易に移行することができたのです。Platform Equinix®上のNetwork Edge、および、Equinix Fabricを利用し、FastConnect経由でのOracle Cloudへのリモート接続を利用することで、この企業はアプリケーションのワークロードをAWSダブリンからAWSロンドンに移行し、これらのワークロードをデータベースに隣接配置することができました。AWS上の本番のアプリケーションとOracle Cloud上のデータベースとの間の接続は、近接でプライベートかつ低遅延なものとなり、最適なパフォーマンスを実現しています。

下のビデオでは、同じメトロ内に分割スタックアーキテクチャを構成するために、Network Edgeを使用してAWSクラウドとOracle Cloudとの間にインターコネクション(相互接続)する手順を紹介しています。

ユースケース2:ハイブリッドクラウド

このケースでは、データベースをオンプレミスのOracle Exadata Database Machineで実行している企業と、アプリケーションをパブリッククラウドで実行している企業があり、これらの間に低遅延の接続を必要とする場合を想定しています。 シナリオには、「ハイブリッドクラウドでの転送、パフォーマンス重視のアプリケーション、セキュアなWAN接続、または地理的に冗長なビジネス継続性」などがあります。

この事例として、鉱業と物流の多角的企業であるU.S. Silica社が挙げられます。同社はより優れたパフォーマンスと拡張性のため、自社のITを変革と事業継続性のために専用の災害復旧(DR)ソリューションを必要としていました。パートナーであるBIAS社は、U.S. Silica社でオンプレミスのJD Edwards ERPをサポートするデータベースのOracle Cloudへの移行を対応しました。BIAS社は次に、Datatility社(エクイニクスのパートナー)の協力を得て、エクイニクスの東西のロケーション間に接続を確立しました。Oracle Cloud Infrastructure FastConnectとEquinix Fabricを利用することで、Datatility社は、マルチリージョンのクラウドインフラストラクチャのセキュアで優れたパフォーマンスと拡張性の相互接続を、数か月ではなく数時間のうちにPlatform Equinix上に構築することができました。結果としてU.S. Silica社は、月次報告書作成の実行時間を10倍に短縮し、完全なDRソリューションも獲得することができました。

ユースケース3:クラウド隣接

最適なパフォーマンスやデータ主権/コンプライアンス上の理由から、クラウド隣接すべく自社のOracle Exadata Database Machineをコロケーションすることを希望する企業も存在します。例えばFung Groupです。同社は、アプリケーションをMicrosoft Azureに移行する一方で、パフォーマンス向上のためにオンプレミスのOracleデータベースをOracle Exadata Database Machineに移行したいと考えていました。Fung Groupは、Oracle Exadata Database MachineをPlatform Equinix上にコロケーションすることで、Oracle ExadataとEquinix Fabric上のクラウドプロバイダの間に、高性能で直接インターコネクション(相互接続)するクラウド隣接アーキテクチャを構築することができました。また、DR対応としてシンガポールと香港の間でバックアップを実施するために、Equinix Fabricが活用されています。

エクイニクスとOracleを利用して、エンタープライズクラウドの移行を成功させることができる方法の詳細をご確認ください。また、ウェビナー視聴の登録をしていただくと、マルチクラウド環境に向けて自社のOracleデータベースを最適化する方法をご覧いただけます。

ご興味をお持ちでしたら、Gartner社のレポート『It’s Time to Include Oracle as a Viable Option When Evaluating Public Cloud Providers』(パブリッククラウドプロバイダの評価でOracleも現実的有効な選択肢になる時が来ました)もご覧下さい。

 

[i] Oracle, 2020: Oracle’s Top 10 Cloud Predictions.

[ii] Oracle, Oracle Autonomous Database Strategy, July 2020.

[iii] Oracle, Oracle Cloud Expands with Launch of San Jose Region, Aug 2020.

[iv] Oracle, Oracle Cloud Infrastructure for Public Sector Industry Viewpoints: The Need for Compliance and Governance and Oracle Cloud Infrastructure Documentation: Oracle Cloud Infrastructure Government Cloud.

エクイニクスとOracle導入の3種類のユースケース:

1. マルチクラウド
2. ハイブリッドクラウド
3. クラウド隣接
Pragnesh Panchal
Pragnesh Panchal Principal Solutions Architect - Strategic Alliances
Leigh Stitzman
Leigh Stitzman Business Development Director at Equinix