エクイニクス インターコネクションフォーラム 2020(後編)

世界のデジタルリーダーにビジネスの優位性と成功をもたらすエクイニクスのデジタルインフラストラクチャ

Kuniko Ogawa
エクイニクス インターコネクションフォーラム 2020(後編)

前回のBlog記事「  エクイニクス インターコネクションフォーラム 2020(前編)」 では弊社の年次カンファレンス「エクイニクス インターコネクションフォーラム 2020」 (12月31日までオンデマンド配信中) を取り上げました。続編となるこのBlogでは、当カンファレンスのエクイニクスによる個別セッションについてご紹介いたします。

まずは、弊社クラウドソリューションアーキテクチャ チームマネージャー 木村太樹と、クラウドインプリメンテーション チームマネージャー 堤大地の2名による、「デジタルインフラストラクチャ企業としてのクラウドインテグレーションサービスのあり方」 と題しての、クラウド導入サービスに関するセッションです。

昨今、多くのお客様よりパブリッククラウド環境を構築したいがどこからはじめてよいかわからない、といった相談をよくいただきます。エクイニクスでは、クラウド導入の全体計画、効率的なクラウドの構成設計、運用の自動化等について、お客様の立場になって検討し、各種のサービスを提案、提供しています。また、IaaS、PaaS、SaaSの利用課題の一つであるアップデートサイクルへの対応サポートもおこなっています。クラウドの導入支援を行うデジタルインフラストラクチャー企業として、エクイニクスはお客様またエンドユーザー様に差別化されたデジタル体験を提供し、エコシステムコミュニティ内のパートナー様と共に新しい価値を創造しています。

ここで弊社のクラウドインテグレーションサービスの軸となっている3つの重要な要素、「顧客好みに仕立てる(Tailored)」、「ベンダー中立(Neutrality)」、「長期的な技術サポート(Long Term Support)」についてご紹介します。

  • 顧客好みに仕立てる(Tailored)

エクイニクスでは、お客様のビジネス属性、エンジニアのスキルセットや人員数、中長期計画、予算を考慮しつつ、最も適したクラウド環境に「仕立て上げる」サービスを提供しています。導入計画、プラン実装やその運用スタイルまでを総合的にとらえ、お客様に寄り添う形でクラウド環境を仕立てあげることをコンセプトとしています。

  • ベンダー中立(Neutrality)

Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azure、Oracleといったグローバルなクラウドサービスが多く存在する中、エクイニクスは常にお客様目線で、中立公平な立場でクラウドサービスを選定提案してきました。それぞれのクラウドサービスが持つ特性や、Equinixのインターコネクションサービスとの親和性を考慮して、ハイブリッドおよびマルチクラウドプラットフォームの構成を実現します。

  • 長期的な技術サポート(Long Term Support)

お客様のビジネスを成功させるため、また安定したシステム運用を継続していくため、長期にわたるプロジェクトライフサイクルの全ての工程にわたり、一貫性のある技術サービスを安定した品質で提供しつづけることを大切にしています。

エクイニクスのクラウドインテグレーションサービスは、この3つの要素を基盤としてシステムのライフサイクルをワンストップで支援できることに強みがあります。企業においては、中央データセンターに一元化された従来型インフラがエッジロケーションに分散したアーキテクチャに移行するにつれて、ハイブリッド・マルチクラウドの採用導入が急速に拡大しています。また、プライベート環境とパブリック環境が混在する複雑で断片化されたグローバル規模のインフラ構築に取り組んでいる企業もあります。これらの課題を克服し、企業がビジネス優位性を獲得するための基盤となるデジタルインフラストラクチャを成功裏に構築するには、システムライフサイクルを通してワンストップのサービスを受けることが必要であり、そこではこの3つの要素が大変重要であるとエクイニクスは考えます。

エクイニクスは、お客様がハイブリッドマルチクラウド環境を構築する際に、お客様のデータセンターと複数のパブリッククラウドをEquinix Fabric®でつなぐため、既存環境のアセスメントから新規のシステム環境設計、構築、移行、運用までをトータルで支援しています。

エクイニクスは、お客様がハイブリッドマルチクラウド環境を構築する際に、お客様のデータセンターと複数のパブリッククラウドをEquinix Fabric®でつなぐため、既存環境のアセスメントから新規のシステム環境設計、構築、移行、運用までをトータルで支援しています。

次は、シニアソリューションズアーキテクト 矢萩陽一による、「Equinix Fabric™ 最新Updateと今後のロードマップ」のセッションです。

Equinix Fabric™について

世界50都市圏以上のInternational Business Exchange™(IBX®)データセンターで利用可能な、SDNベースのオンデマンドなインターコネクション(相互接続)サービスであるEquinix Cloud Exchange Fabric®は、2020年Equinix Fabric™ へ名称を変更しました。

企業のデジタルプラットフォームの中核にEquinix Fabricを導入し自社システムと接続することにより、Equinix Fabricをハブとしてクラウド事業者のみならず、ネットワークサービス事業者、リモートのIBXデータセンター、Edge Service、さらには世界中のITシステムやサービスが利用できるエクイニクスのクラウドエコシステムに参加することができます。

Equinix Fabric™のアップデートについて

  • エッジサービスとの連携を強化

お客様のコロケーション環境から海外IBXで展開されているNetwork Edge, Edge Precision Timeに接続利用したり、10月にリリースしたEquinix Metal™といった各種エッジサービスをEquinix Fabricポータル経由で連携することが可能になります。また、増大する仮想回線(Virtual Connection : VC)や VCあたりの帯域増加の課題に対応する新しいサービスメニューとして、従来の1Gbps、10Gbpsに加えて100Gbpsの物理ポート(広帯域接続メニュー:Equinix Fabric Port 100G)の提供が東京にて開始されました。

  • クラウドエコシステムのさらなる拡張

2020年、新規サービスプロバイダーとしてニュータニックスが参加し、お客様のハイブリッドクラウド環境を実現するソリューションとして同社のXi Leap をEquinix Fabric経由で利用することが可能になりました。このほか、大手クラウド事業者とも積極的に新たなサービス展開を続けています。Oracle Cloudは、東京に続く大阪リージョンの開設に伴いOS1(関西圏初となるエクイニクスの IBXデータセンター)からシームレスな接続が可能となりました。IBM Cloud Direct Linkは2.0という新しいサービスが展開されており、お客様はEquinix Fabric経由で東京から海外の他の拠点(ロンドン、フランクフルト、シカゴ 、ダラス、サンノゼ、 ワシントンD.C.)に接続することができます。加えて、韓国初のIBXデータセンターであるSL1を活用して、Equinix Fabricのリモートコネクションにより東京、大阪からソウルのServiceNowへ接続利用できるようになりました。

  • 機能の強化

従来、プロファイルの作成が必要であった自社環境への接続設定(ポートからポートへなど)の簡略化を実現。すべての設定をクリック操作でおこなえるようになり、プロファイルの作成をする必要がなくなりました。このほか、お客様にEquinix Fabricをはじめとした製品サービスについての理解をより深めてもらうため、YouTubeビデオによる動画コンテンツを拡充しています。

Equinix Fabric今後のロードマップ

グローバルなデジタルインフラストラクチャ企業として、Equinix Fabricの展開拠点をさらに拡張します。2020年に拡張が完了した拠点は、韓国(ソウル)、オーストラリア(キャンベラ)、イギリス(マンチェスター)、ドイツ(ハンブルグ)、ブラジル(リオデジャネイロ)です。また、2020年第4四半期以降に新規展開を予定している拠点は、アメリカ(フィラデルフィア)、アラブ首長国連邦(ドバイ)、メキシコ(メキシコシティ)、コロンビア(ボゴタ)になります。このほか、お客様運用上の便宜促進のため2020年からソフトウェアのリリースバージョンのネーミングルールを再定義しました。例えばメジャーアップデートの場合は、2020.2とし、マイナーアップデートの場合は、2020.2.1となります。

  • 今後のリリース予定

2020年はソフトウェアアップデートを3回計画し、既に2回実施しました。今後予定されているアップデートは、パーミッションモデル、つまりお客様同士(組織間)での権限管理をより使いやすくする機能追加と、フェーズ1のEquinix Metal™との連携を予定しています。Equinix Fabricリリースノートはこちらをご参照ください。

世界50都市圏以上のInternational Business Exchange™(IBX®)データセンターで利用可能な、SDNベースのオンデマンドなインターコネクション(相互接続)サービスであるEquinix Cloud Exchange Fabric®は、2020年Equinix Fabric™ へ名称を変更しました。

そして最後にご紹介するのは、シニアソリューションズアーキテクト 井原健と、シニアソリューションズアーキテクト 吉田英一による、「エッジサービス概要」のセッションです。

デジタル化が進んだ世界では、データをいち早く分析し利用者に新たな価値をリアルタイムで提供していくことが大事になってきます。大量のデータをクラウドに転送する場合には、その必要時間やコスト負担が大きくなり、クラウドだけでデジタルビジネスを支えることは困難です。このため、データが生成されるユーザーのそばにエッジデータセンターを配置し、ワークロードをエッジに分散させる必要があります。こうしたエッジファーストの実現方法として、エッジとクラウド間の物理的距離による問題を解決する近接性と中立性を兼ねそろえた「デジタルエッジ」という新たなフレームワークが必要となっています。エクイニクスはこの実現に向けてAs-a-Serviceインフラストラクチャーを提供しています。

Platform Equinix®に新たに加わったエッジサービスについて

エッジサービスには現在4つのサービスがあります。まず一つ目として、人工衛星からの情報をもとにネットワーク上のコンピュータのシステムタイムを同期するEdge Precision Timeがあり、日本では2020年度中の提供を予定しています。二つ目はEquinix SmartKey®であり、セキュアな暗号鍵を安全に生成・保管し、中立的に様々なクラウドサービスと連携できる機能を持ちます。3つ目のEquinix Metal™は、クラウドサービスとしてベアメタル環境をお客様に提供し、マルチテナントが一般的なパブリッククラウドにおいてシングルテナントでホステッドプライベート型のサービスを提供します。その導入展開はポータルやAPIを通じて数分で完了し、非常にリーズナブルな時間単位の課金システムで利用が可能です。4つ目のNetwork Edgeは、仮想ネットワーク機能をオンデマンドで提供します。昨今のコロナ禍の状況におけるNetwork Edge利用の実例として、在宅勤務が一挙に拡大したことに伴うVPN接続基盤のパフォーマンス問題や緊急の拡張ニーズに対して、エクイニクスはNetwork Edgeによりファイアウォールを数分で構築し、Azure ExpressRouteへのダイレクト接続により社員に必要なすべてのサービスを提供しました。

Equinix Edgeソリューションの強みは、ユーザーに近接するエッジロケーションにサービスを導入可能で、マルチクラウド間ルーティングができ、スケールアップおよびスケールアウトが可能で、俊敏性が得られ、オンデマンドで利用できる点です。さらに既にグローバルにサービス展開されているため、お客様のグローバルビジネスにも利用することできます。

Equinix Edgeソリューションの強みは、ユーザーに近接するエッジロケーションにサービスを導入可能で、マルチクラウド間ルーティングができ、スケールアップおよびスケールアウトが可能で、俊敏性が得られ、オンデマンドで利用できる点です。

いかがでしたでしょうか。現在、上記インターコネクションフォーラムの各セッションをこちらのサイトからオンデマンドで視聴することができます。12月31日まで視聴可能ですので、ぜひご覧いただき、ご意見や質問等あればエクイニクスまでご連絡ください。

 

エクイニクスインターコネクションフォーラム2020

2020年12月31日までオンデマンド配信中です。

セッション視聴はこちらより