デジタルトランスフォーメーションの未来を見すえて

Platform Equinix®を通じた多様性でデジタルレースを勝ち抜く

David Tairych
デジタルトランスフォーメーションの未来を見すえて

今日、テクノロジーはこれまで以上にビジネスの未来にとって重要な役割を果たしています。IDCが発表した最新の『Worldwide ICT Spending Guide: Industry and Company Size(世界のICT支出に関する手引き:業種および企業規模別)』によると、アジア太平洋地域*におけるICT支出は7.1%以上の拡大を続け、2021年には9500億ドルに、そして2025年には1兆1000億ドルに達すると予測されています。[1]この地域の企業では、デジタル化が加速し、テクノロジーの迅速な導入が求められていることから、今まで以上に多様なデジタルインフラストラクチャサービスに対する需要が急激に高まっています。

企業のこれらのニーズに応えるために、エクイニクスは先日、新たに2つのデジタルインフラストラクチャサービスの提供を開始しました。それが、Network EdgeとEquinix Metal™です。これまでに提供してきたインターコネクションサービスのポートフォリオともあわせて、私たちは企業としてのビジョンを今後も守り続けていきます。また、今後もかつてない多くの選択肢をお客様に提供していきます。

ビジネスを成功に導くプラットフォームを構築

エクイニクスは、グローバルなデジタルインフラストラクチャ企業として、デジタルリーダーが成功するために必要なすべての場所、パートナー、ビジネス機会を1か所でつなぐグローバルプラットフォームを提供しています。そのための基盤になると私たちが認識していること、それは、に接続するのか、どこに接続するのか、そしてどのように接続するのかという選択肢です。

デジタルリーダーシップの未来

エクイニクスを利用することで、デジタルリーダーはいかにデジタル面での優位性を獲得し、敏捷性を向上し、迅速に展開するインフラストラクチャを短時間で構築できるか、ご紹介します。

ダウンロード(英語)
the future of digital leadership

ここで言う「誰」とは、今や私たちのDNAの一部である、エクイニクスのエコシステムです。エクイニクスは、インターネット黎明の時代から、お客様が必要とする相手に接続できる中立的な場所を提供すべく、このエコシステムを拡大してきました。

どこ」とは、世界最大規模を誇り、グローバルに展開されているエクイニクスデータセンターのことです。お客様がどこでサービスの展開を計画していても、エクイニクスのデータセンターはたいてい営業拠点のお近くに見つかります。

どのように」は、エクイニクスが20年以上にわたってインターコネクションを推進してきたことを表します。これまでのコロケーションモデルでは、当社データセンター内のスペースを販売し、お客様に他の事業者と接続するサービスを提供するのが普通でした。今でもこのモデルは多く用いられていますが、敏捷性という点ではやはり限界があります。お客様が必要なハードウェアを調達し、物理的に構築するのに時間を費やすことになるのです。

最近では、お客様の要求水準がより高くなってきました。求められていること、それは、消費した分だけの料金を支払うオンデマンドサービスです。エクイニクスが「サービスとして(as-a-Service)」提供する、いわゆるクラウドもその考え方が基本になっています。お客様のニーズと市場の動向に対応するために、私たちはインターコネクションに対するアプローチを変革し、新たな需要にも長期的に対応できる柔軟性を確保する必要がありました。

ITの敏捷性を活かして最大限の価値を実現

データセンターの中でクラウドの敏捷性を実現するには、何よりもまず、コロケーションモデルを選択するお客様が一般的に導入するサービスについて理解しなければなりません。サービスの内容は、大まかに次のように分類されます。

  • インターコネクション – エコシステムに関わる他の企業や事業者との接続性
  • コンピューティングとストレージ – アプリケーションのホスティングとデータストレージ
  • ネットワーク機能 – スイッチング、ルーティング、ファイアウォール、SD-WANなど

このような機能を「サービスとして(as-a-Service)」オンデマンドで提供し、お客様が使用した分だけを支払えば済むように、エクイニクスは3つのコアサービスを提供しています。それがEquinix Fabric™、Equinix Metal™、Network Edgeという、Infrastructure as a Service(サービスとしてのインフラ)です。

Equinix Fabricは、クラウドエクスチェンジの伝統を受け継ぎながら、グローバルにオンデマンドでリアルタイムに他のエコシステムに接続できるように年々その機能を拡充してきました。インターコネクションの未来を見すえるエクイニクスのビジョンに立ち、またデジタルインフラサービスを接続する基盤として、Equinix Fabricは最初からEquinix MetalおよびNetwork Edgeと統合されています。

簡単に言うと、Equinix Metalは世界中の主要都市に導入されている自動化されたベアメタルインフラです。Equinix Metalを使用すれば、お客様はシングルテナントのコンピューティングを活用して、ものの数分でどこにでもアプリケーションを展開することができます。Equinix Metalには最近になってPureStorageが統合されたため、クラウドと同じような外観と操作性をもちながら、コンピューティングおよびストレージの両方をカバーできるようになりました。

Network Edgeは、エクイニクスのネットワーク機能仮想化インフラ(NFVi)であり、物理的なハードウェアを必要とせずに、お客様が必要とするネットワーク機能を展開できます。Equinix Fabric™と統合されており、お客様が通常エクイニクス施設内で必要とするネットワーク要件、つまりルーティングやスイッチング、ファイアウォール、SD-WANに対応しています。

お客様の変革の加速を支えるエクイニクス

エクイニクスのインターコネクションとデジタルインフラストラクチャサービスは、柔軟性、敏捷性、拡張性に優れていますが、真のデジタルインフラ企業であるためには、選択性も重要です

独自のハードウェアと接続を管理したいと考える企業は、従来どおりのコロケーションサービスを選択できます。一方、データセンターに足を踏み入れることなく、すべてを「サービスとして(as-a-Service)」利用したいと考える企業は、エクイニクスのインターコネクションとデジタルインフラストラクチャサービスを利用できます。また、ある地域ではインフラを管理できても、他の地域に拠点を持たない企業や、新しい市場を開拓しようとしている企業であれば、これらのサービスを組み合わせてのご利用が可能です。

つまり、お客様は目的の達成に必要なコンポーネントを、必要な場所で自由に選ぶことができるようになるのです。エクイニクスが多様な選択肢を提供することで、お客様は本当に重要なことだけに集中できるようになり、ひいてはお客様自身がデジタルインフラストラクチャ企業へと成長することができるのです。

 

[1] IDC Worldwide ICT Spending Guide Industry and Company Size (June, V2 2021)

*注:日本を除くアジア太平洋地域

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David Tairych Principal Solutions Architect
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