エクイニクスのPrideConnect: 私達はいつもPrideを讃えています

エクイニクスのカルチャーの土台は「インクルーシブであること」、社内LGBTQ+コミュニティが働きやすい環境を生み出しています

Ada Ho
エクイニクスのPrideConnect: 私達はいつもPrideを讃えています

エクイニクスのLGBTQ+の社員が繋がるネットワークである「PrideConnect」に参加した当初、私は喜びでいっぱいでした。本当の自分の姿を見せることを推奨し、元気を与えてくれるリアルな話題で仲間とつながることができるコミュニティの一員になれたからです。これは特別なプレゼントでした。あれから3年が経ち、私たちは社内の動きをどれだけ前進させたかを目にして、これまでの取り組みを誇りに思っています。

私たちは努力を続け、職場やコミュニティの中でインパクトを与え続けるには、毎日姿を見せ続けないといけないということを肝に銘じました。エクイニクスでの私たちの取り組みは強力なものです。PrideConnectのイベント、教育やコミュニティを通して、私たちはグローバル規模でつながる方法を模索しています。

世界各地のインクルーシブなエクイニクスのチームに参加する機会を探してみましょう

ユニークな視点は、私たち全体の成功の原動力です。エクイニクスは、従業員リソースグループや社内イベント、多様性団体とのパートナーシップを通じて、誰もが「I’m safe, I belong, I matter」と言えるような、互いが支え合う友好的な職場環境づくりに取り組んでいます。

もっと見る
MicrosoftTeams-image (14)

エクイニクスのPrideConnectネットワークは、世界各地で社外、社内、そしてコミュニティとのパートナーシップに注力しています。私の拠点であるAPACでは、エクイニクスが十数社のお客様やパートナーと共に「Pride in Tech」の創設メンバーとして、この地域のLGBTQ+の権利と保護に関する意識を高め、ベストプラクティスとリソースを共有し、ロビー活動に取り組んでいることを誇りに思っています。

リーダーシップのサポートを得て、2021年には何百人もが参加したLGBTQ+イベントを数多く主催し、世界中で大きな進展を遂げました。さらに、APACでは、地域全体のさまざまな市場で従業員エンゲージメントの向上を推進するためにPride Ambassadorプログラムを60%拡大しました。アンバサダーたちの揺るぎない献身的なサポートがなければ、私たちはイベントやプログラムを提供できなかったでしょう。

グローバルでは、地域や地方でのスポンサーシップを通じて、コミュニティにインパクトを与えることにも重点を置いています。ここAPACでは、香港のPinkDot HK、シンガポールのPink FestやEqual Love Campaignなどを支援しています。そしてこれらにとどまらず、現在、オーストラリアのMinus18や日本のReBitといったNGOとの関係強化にも注力しています。

日本においては、最近「work with Pride」からPRIDE指標2022において最高評価である「ゴールド」認定を受けました。これは、日本で初めてのことです。「work with Pride」は、LGBTQ+に関するダイバーシティマネジメントの促進と確立をさまざまな組織で支援する任意団体です。この認定は、エクイニクスの日本チームがこの分野で大きな前進を遂げたことを表しており、非常に大きなマイルストーンです。例えば2022年には、同性事実婚カップルが夫婦や事実婚カップルと同じ福利厚生の対象となるよう、新たなHRポリシーを導入しました。また、LGBTQ+の認知度を高めるとともに、口にしてはならないタブーではないのだということを人々に伝えるため、いくつかのLGBTQ+についての啓発プログラム、アライシップキャンペーン、PrideWeekのイベント、トークイベントなどを主催しました。そして何より重要なのは、日本のリーダーシップの賛同がなければいずれも実現できなかったという点です。彼らは、新しいポリシーを認めるだけでなく、職場を誰もが「I’m Safe, I Belong and I Matter」と言えるようなインクルーシブな場所にすると発言したうえで実際に自らも行動し、支持を表明しました。今後、PRIDE指標のゴールド認定の先にさらなる進展がたくさんあるはずだと確信しています。

APACでのコミュニティ活動の成果として、2022年5月に私は「LGBT+ Inclusion Champion in Asia」の受賞者に選ばれました。この賞は、企業がDIB Diversity, Inclusion and Belonging)の計画をどのように実行しているかに関するケーススタディを共有することで、APAC全域におけるインクルージョンへの注力を示すものです。アジアの2人の素晴らしい先駆者と一緒に表彰されたことは、大変光栄でした。さらに、変化に影響を与えるとともに人々のマインドセットも変えていきたいという願いからLGBT+についての認識と教育を推進する私たちの取り組みが、いかに真剣なものかの証明でもあります。APACのすべてのアンバサダーやメンバーがくださったサポートや貢献なしには、私は決してここまでくることができませんでした。

私は、すべての人が自己学習の途中であると信じています。求めている変化は、前向きかつ現実的なアプローチによって得られるはずだと私は確信しています。しかし、これを実感してもらうには、Prideが自分たちにとってどのような意味を持つのか、PrideConnectが自分たちにもたらす価値は何か、現状のLGBTQ+に関する取り組みをさらに発展させるために自分たちがどんなサポートをしているのか、といった個人的な体験談を同僚や友人たちに話してもらうのが一番効果的です。私は、Alex、Vesna、そしてBillyと会話をし、彼らのこれまでの歩みについて、また、彼らの勤務地域では、エクイニクスのコミュニティがどのように彼らをサポートしているのかを詳しく聞いてみました。

以下は彼らの体験談の共有です。

Alex Deng – AMER

エクイニクスでPrideConnectに参加していることを誇りに思っています。PrideConnectは、ありのままの自分を知り、受け入れ、愛するという道のりであり、仕事でも家でも安心して本当の自分でいられる場となっています。PrideConnectは、アライとコミュニティのメンバーが互いに高め合うプラットフォームを作ります。特に自己主張ができない人にとって、誰もが自由かつ正直に声を上げることができる安全な場所です。

Capital Prideに何度か参加できたのは、私にとって幸運でした。パレードとフェスティバルは声援やダンスが盛りだくさんで、参加者が声を上げ、胸を張っていられる場所です。年間を通して、ボランティア活動、展覧会、読書会など、他にも地域の非営利組織が企画する素晴らしいイベントがあります。これらは、互いにサポートし合い、耳を傾け、学ぶための非常に良い手段です。

今年のPrideでは、ボーイフレンドのニックと一緒にニューヨークでAbove & Beyond(イギリスの音楽ユニット)のライブに行くのを楽しみにしています。We Are EquinixのVirginia支部とグローバルDIBチームのサポートのおかげで、私たちはLoudoun Pride Festivalを後援するためにEquality Loudounと提携することになりました。エクイニクスの同僚や友人とともにボランティアに参加し、初めて参加するLoudoun Pride Festivalを、バージニア州北部で最大で大胆かつ華やかなプライドフェスティバルにするつもりです。

これまで誰が自分にインスピレーションを与えてくれたかを振り返ると、大人になる過程で影響を受けた有名人、作家、科学者、スポーツ選手など大勢います。けれども、一日も欠かさず私にインスピレーションを与えてくれているのは、ふわふわの友人のマクシー(8歳のシェットランドシープドッグ)です。マクシーの無償の愛は、私が自らの言動を振り返るのを助け、より良い人になるためのインスピレーションをくれます。マクシーは楽しく遊ぶチャンスを絶対に逃しません。本当にその時々を全力で生きています。遊びたがりな様子を見ていると、身の回りのものを楽しむ時間をとらなければと気付かせてくれます。私が病気になって元気がないと、マクシーは常に私のすぐそばに座り、決して離れません。この尽きることのない忠誠心は、すべての関係性の中に重要な美徳があることを示してくれました。

Vesna Plevnik – EMEA

私は非常に保守的な文化や環境で育ったので、多くの人がそうであるように、カミングアウトへの道のりは容易なものではありませんでした。自分のアイデンティティを隠すため、あるいは安心して過ごすためには、常に仮面をかぶっていないといけないような気分で過ごしていました。勇気を出してありのままの自分として暮らし、カミングアウトするためには長い時間がかかりました。しかし、これができた理由は、自分の場合は「大丈夫だから」という単純なものでした。

女性であり移民である私のアイデンティティについては、たくさんの誤解があります。固定観念、さらにはアンコンシャスバイアス(無意識の偏見や思い込み)を生みがちな傾向でいっぱいのこの世の中では、会話の中で他者が自分に色々なレッテルを貼るので、会話が苦痛な場合があります。また、誤解を正すことは必ずしも簡単でも良い気分のすることでもありません。人は、自分がする質問に意識を持ち、たとえ単に好奇心からきている質問であっても、良くない意味で解釈される場合もあるということを理解しておかなければなりません。

PrideConnectが私にとってとりわけ重要な理由はここにあります。つまり、誰もがありのままの自分でいられて、質問し合い、学べるようなコミュニティと安全な場所を提供してくれます。Prideとは、迫害や排除の恐怖を一切感じることなく本当の自分でいることを讃えるものです。Prideは、声を上げることを恐れている人に発言の機会を提供し、社会からの疎外感のある人に居場所を提供します。なぜなら私達はここに属しているからです。

初めて参加したイベントは、アムステルダムのプライドパレードでした。私は20代初めで、オランダに引っ越してきたばかりでした。国全体が一体となってレインボーフラッグの全部の色を祝う様子を見て、驚くとともに解放感を覚えました。私の最近のプライド月間の祝い方は、これよりはるかに簡単です。友人たちとパレードに参加したり観覧したりして、さまざまなイベントやスピーチを楽しみます。どこもかしこもレインボーフラッグが掲げられているのを見るのも、飾りつけされた通りを歩くのもとても楽しいです。

Billy Wu – APAC

PrideConnectに加わる以前の私は、常に職場で自分の殻に閉じこもっていました。カミングアウトをすれば、昇進の機会を失うのではないか、あるいは私の性的志向を理由に周囲が私と私の能力を見下すかもしれないと思っていたのです。私を「ホモ」と呼ぶことがまだ文化的に容認されていると知っていたので、自分の話を周囲の人と共有する準備はできていませんでした。

多くの人が私について誤解し、勝手に自分なりの結論を出しがちだと思います。私は異性愛者だと思われることが多く、特に年末年始や家族の集まりでは、家族を持つ計画や子供のことなど、さまざまなことを聞かれます。こうした質問は会話を難しくします。また、相手が同性愛を必ずしも容認しない人であるという恐れもあるので、どう答えれば理解してもらえるか分からないことがあります。

しかし、PrideConnectに参加したことは、私にとって大きな刺激となりました。AllyチームとPrideConnectのリーダーたちが、たくさんの誠意と優しさを示したうえで受け入れてくれたので、職場で安心して過ごしやすくなりました。本当に心が楽になりました。また、メンタープログラムを通してAdaとより緊密にやり取りをすることができ、エクイニクスでより広くDIBを周知し推進するよう励まされています。

エクイニクスのPride関連のイベントも、行動を起こそうという活力を私に与えてくれています。2022年4月のPride in Techのイベントで共有された個人的な体験談に私は感銘を受けました。他の人が経験していること、あるいはこれまで経験してきたことについて、本人の口から聞くと、自分自身が抱える困難を克服しようという勇気づけを、自分自身が経験している出来事から得ることができます。

2022年のプライド月間は祝い事がたくさんあります。3月に同性パートナーと挙げる予定だった結婚式が、パンデミックの影響で延期されていたのですが、6月に挙式できることになりました。その後にはニューヨークへ行って、人生で初めてプライドパレードに参加します。

PrideConnectを応援してくださっているエクイニクスのリーダーシップの皆様に感謝しています。経営陣からの支持は非常に重要です。自社が多様性を採り入れているのだという安心感が得られます。そして、より強くエクイニクスとのつながりを感じられますし、エクイニクスという大きな家族の一員であるように感じることができます。私を輝かせ、自分自身を受け入れることを可能にしてくれたPrideConnectに本当に感謝しています。

同僚たちの体験談は、インスピレーションをくれるだけでなく多大な影響力も持っています。彼らに寄り添いながら、私たちの体験談、願い、そしてLGBTQ+コミュニティへの献身について共有できることに感謝しています。私にリスペクトを示し、ありのままの自分を見せることを後押ししてくれるうえ、一方的に私を判断することや偏見を持つことなく私を私でいさせてくれる場となっている会社で働くことができて、いかに感謝しているか。私のこの感謝の思いは、エクイニクスのPrideConnectの全メンバーの気持ちを代弁していると思います。

皆さんもぜひ私たちの仲間になりませんか。このカルチャーと活動の一部になりましょう。世界中でインクルーシブなエクイニクスのチームに加われる機会を探してみてください。

当ブログに関する製品や営業のお問い合わせはこちらにお願いします。

アバター画像
Ada Ho Director, Global Customer Advocacy
Subscribe to the Equinix Blog